[1.お問い合わせ]

 メールか電話にてお願い致します。

[2.ご相談]

 まずは気軽にお話を伺い、家づくりに関しての疑問や

 不安をお聞かせください。予算や期間等決まっていな

 くて結構です。

 ※具体的な設計に取り掛かるまでの相談は無料です。

[3.ご提案]               -1か月程度-

 お話させていただいた内容を元に、敷地調査、各種法

 令確認を行い、図面、模型等により初回提案をさせて

 いただきます。

 ※ご提案費用として3万円(税別)発生します。

[4.設計契約] 

 提案をみて気にいっていただき、ご依頼頂けるようで

 したら設計監理業務委託契約を取り交わします。

 ※上記の場合ご提案費用は設計料に含みます。

[5.基本設計]              -2か月程度- 

 図面、模型等を確認いただきながら、プラン、素材、

 機器等について打合せをします。わかりやすく説明で

 きるよう詳細な模型を作成しますので、イメージしや

 すいかと思います。早くて5回程度打合せが必要とな

 りますので、打合せのペースによってスケジュールは

 変動します。

[6.実施設計]              -1か月程度-

 基本設計をもとに、工事に必要な図面を作成します。

[7.工事見積]              -1か月程度- 

 見積は技術力、実績等信頼できる工事業者にお願いし

 ます。見積内容を確認いただき、必要に応じ設計の見

 直し、減額調整を行います。見積内容が決定しました

 ら工事業者と設計契約を結んでいただきます。

[8.申請業務]              -1か月程度- 

 建築確認申請、各種許可申請を行います。

[9.工事監理]         -6か月〜8か月程度- 

 工事業者と週に1度打合せを行い、図面通りに施工され

 ているか確認します。現場の施工が確実に行われない

 と性能が担保されませんので、重要な工程となります。

[10.竣工]  

 確認申請機関の検査を受け、完了済証を受領します。

 受領後、工事業者により最後の手直しを経てついに完

 成、引渡しとなります。また、引き渡し1年後に定期

 点検を行い、不具合の調整をさせていただきます。

※ご相談いただいてから完成に至るまで早くて12か月程

 かかるとお考えください。完成後も長い付き合いと

 なりますので、信頼関係が重要となります。家づくり

 は相性がなにより大事です。工務店、ハウスメーカー

 設計事務所等いろいろ話を聞き、自分のスタイルに合

 ったところを探されることをおすすめします。

 多数ある選択肢のなかで候補に入れていただき、当事

 務所で家づくりのお手伝いができたら幸いです。


[設計監理料] 

 総工事費の10%前後

 ※住宅の規模、構造種別により変動します。

 ※別途料金として、地盤調査費、各種申請手数料

  構造設計監理費(簡易な構造の場合不要)、設

  備設計費(住宅以外)、交通費(遠方)がかか

  ります。

−現場の流れ 洲本の家の場合−

[1.現地調査]

 まずは土地と建物を見に行きます。洲本の家の場合

 は建て替えだったので現在お住いの家にお伺いしま

 しました。敷地を確認すると南側は2階建ての隣家が

 ありじめっとした雰囲気がありました。北側の道路

 の方が日当たりがよく環境がよいこともあり、建物

 を北側に寄せてじめっとした南側の庭をつくるので

 はなく敷地の真ん中に建物を置き周囲に庭をとれば

 よいのではとふと考えたイメージが最終的にそのま

 まかたちになっています。

 

[2.打合せ]

 お昼ご飯をいただきながら気軽に打合せしています。

 模型とパースと図面で説明をしながら暮らしぶりに

 合った家に近づけていきます。

 写真は窓ガラスに森本さんいつもありがとうと子供

 たちが書いてくれた落書きです。子供たちにとって

 家づくりの打合せは楽しかったようです。

 

[3.解体]             

 解体がはじまりました。もとの家はハウスメーカーの

 軽量鉄骨造でした。断熱が入っておらず寒い家だった

 ので新しい家は暖かい家がいいなあと要望がありまし

 たが、確かに寒かっただろうなあという仕様でした。

 解体が終わり更地になった状況です。地盤調査を行い

 地震に耐えれる地盤か確認をします。地耐力は十分あ

 りましたので、ベタ基礎で計画を進めます。

 

[4.地鎮祭] 

 確認申請も無事に通り工事がはじまります。地鎮祭を

 行い土地の神様にごあいさつをします。こうした行事

 は新築の戸建てならではで貴重な思い出になります。

 

[5.基礎工事]          

 基礎は基本的にはベタ基礎としています。

 床下のメンテナンスを行いやすくするという点で、

 基礎の立ち上がりは400程度としています。

 平屋ということもあり配筋ピッチは200でみています。

 

[6.上棟]          

 家を支える構造体は105角だと断面欠損が大きいので

 洲本の家は中温乾燥の120角の柱を用いています。

 一般的には高温乾燥材がほとんどですが、急激に水分

 を飛ばすため木がスカスカになってしまいます。

 中温乾燥ですと材の内部の割れが少ないので長期的に

 性能が担保されるのでおすすめしています。

 

[7.構造]          

 LDKを吹き抜けにするため登り梁としています。

 水平の梁が室内に出ないのですっきりとした空間を

 実現することが可能です。水平梁がないので地震力

 を屋根で受けるため屋根には合板を張っています。

 

[8.屋根]           

 ルーフィングを張った写真ですが、この下には

 インシュレーションボードという雨音を聞こえ

 にくくする柔らかいボードを張っています。雨

 に対してのリスクを軽減するため防水のルーフ

 ィングも2重張りとしています。

 屋根材はガルバリウム鋼板で横葺きとしていま

 す。お寺の板金などもされている方だったので

 とても丁寧に葺いていだだけました。

  

[9.木下地、断熱]         

 内部では壁や屋根の下地がはじまっています。今回は

 面に包まれた空間とするため天井にも下地をしていま

 す。梁を現しにする時は断熱材はスタイロフォームな

 どの固形を屋根上に設けます。実現したい空間のイメ

 ージによって適した断熱材を用いています。

 金額と施工のしやすさからグラスウールを用いること

 が多いです。淡路島は温暖地域ではありますが性能の

 高い20Kの商品を用いて断熱性能は長野で働いていた

 時の基準としています。断熱もセルロースファイバー

 は火災に強く音も聞こえにくい、アイシネンなど吹付

 は隙間ができにくいなどそれぞれにメリットがありま

 すので要望に合わせて提案しています。

  

[10.外壁]  

 ニチハのサイディング大壁工法という目地がでない壁

 を採用しました。モルタルで下地をつくる湿式の方法

 もありますが乾式の方が工事もはやくコストを下げる

 ことが可能です。

 仕上げはジョリパット吹き付けです。無印良品のよう

 な白い家が好みだったので白としています。外壁は様

 々な方法がありますので、コストに応じて方法を提案

 しています。

 

[11.窓]  

 熱が最も逃げる部位であることもあり、樹脂のペアガ

 ラスを標準としています。

 木製建具を使用する場合もありますが、断熱性能とコ

 ストのバランスがあるので要望がある時はします。

 窓は普通の家に比べて少ない方かと思います。壁が多

 い方が室内に落ち着きがでるという理由からですが、

 プランニングで視線が自然と抜ける先に窓があるので

 あまり狭さは感じないようになっています。

 窓が少ない分、室内環境の安定もはかれるのもよいと

 ころです。季節によって違いますが熱損失の50%は窓

 が影響しているといわれています。窓が少ないとその

 割合はさらに少なくなります。

  

[12.フローリング]  

 オーク無垢材の幅180という雰囲気のある床材です。

 乱尺という様々な長さが入ってるものですと多少安い

 です。ただ乱尺をそのまま張ると目地がばらばらで空

 間がうるさくなるので材料を長さごとに分けて目地が

 きれいに入るよう張る場所をすべて指示しひと手間か

 けています。

 建具のレールは真鍮ですが、無垢の床材にとても合い

 ます。床は足が触れるところなので、柔らかい床が好

 みなら杉などをおすすめしています。

 


[13.木]  

 内装も天井や枠など木の質感を用いて暖かみがでるよ

 う配慮しています。

 洲本の家の棟梁は宮大工だったので実に丁寧な仕事を

 していただけました。この後に内装工事の職人も入っ

 てくるのですが、みなさん下地がきれいだなあと感心

 されてたのが印象的でした。

 いい職人が下地をすると次の職人もきれいにしなけれ

 ばと質の高い仕事が循環しますので、枠なども無垢の

 素材を使用してあげると職人の息遣いがそこにでてい

 い家につながるきっかけになるのではと思います。

  


[14.下地]  

 ボードも貼られて空間のヴォリュームがなんとなく掴

 めてきます。仕上げの時に下地の変化を受けないよう

 ビス穴や継ぎ目を埋めていきます。

 トイレの壁などには合板を用いて、将来的に手摺など

 を取り付けても大丈夫なよう配慮しています。20年、

 30年後の変化も見据えて下地をつくっていきます。

  

[15.内装]  

 洗面やキッチン、トイレなどの床はコルクタイルとし

 ています。掃除がしやすいという点もありますし、足

 触りがよいので家事をする時も負担がかかりません。

 右はキッチンのコンロ横のタイル貼りです。釉薬のか

 かった質感のあるものにしています。タイルも今は様

 々な種類があるのでサンプルを取り寄せて確認いただ

 き好みのものを選定いただいてます。

  


[16.漆喰]  

 フェザーフィールというローラーで塗る漆喰を採用し

 ています。コテ塗りと違って塗装と同じ要領なので、

 DIYなどでも可能な材料です。

 クロスが一般的ですが、光が当たった時などは人の手

 仕事の痕跡が浮かび上がるので自然素材を用いると家

 の中に温もりがでる気がします。

   


[17.土佐漆喰]  

 LDKは少し壁に色味が欲しかったので土佐漆喰とし

 ています。藁を発酵させた特殊な材料で台風の影響が

 強い高知で独自に生まれたものです。

 左官は植田左官さんにしていただきました。大壁で土

 佐漆喰を塗るという難しい仕事でしたが、さらっとこ

 なしていました。丁寧な下地理から生まれる実に美

 しい仕事でそうした仕事を住宅にしていただけるのは

 有難いことだなとしみじみ思いました。

 経年変化で色が落ち着いていく不思議な材料で右下の

 色からまた薄くなっていきます。生命力の感じる材料

 なので土佐漆喰はとても好きな漆喰です。

  
  


[18.造作家具]  

 キッチンなど造作家具は家具作家さんに製作いただ

 いています。ニヤトー(南洋桜)という材料を使用

 して少し赤身のある家具としています。

 キッチンの機能はシンプルです。流しの下にはゴミ

 箱を置けるよう空間を開けています。食洗器はガゲ

 ナウ(ドイツ製)とし、大容量洗える家事のしやす

 いキッチンとしています。なにより、システムキッ

 チンと違い無垢のキッチンは使っていて気持ちのよ

 いところがいいです。機能を追求するよりも、心に

 ゆとりができる場所をつくっています。

   

[19.塗装]  

 内部枠と床など木部は設計士が塗装しています。今

 回は塗装費で浮いた金額でキッチンの食洗器を国産

 の小さいものからドイツ製の大きいものにグレード

 をあげるために使用しています。

 塗料はにおいがきつくないリボスで枠回りを、床は

 蜜蝋ワックスとしています。

   

[20.現場訪問]  

 クライアントにはできるだけ現場に来てもらうよう

 にしています。この日は現場でみんなで昼ごはんを

 食べました。家ができていく過程を見ることを経験

 することはとても貴重なので、子供たちもとても楽

 しそうです。

 塗装工事など現場に行くことが多かったのでお昼を

 近くのお好み焼き屋によく連れていってもらいまし

 た。今の現場の状況や、設計で意図したところの説

 明をゆっくりとできるので貴重な時間です。実際は

 映画などたわいもない話の方が多かったですが楽し

 い時間でした。

   

[21.外構]  

 駐車スペースをコンクリートブロックで簡素に区切っ

 ています。塀はアルミの支柱までは外構屋さんに立て

 てもらい木の部分を取り付けるのは設計士が行ってい

 ます。もちろん塗装もしていますが、木の量がすごい

 ので塗装もかなり大変です。

 北側にも南側にもウッドデッキがあるので、それも設

 計士がつくっています。ウッドデッキはリビング前か

 ら洗面所前まで続いているので洗濯物が広範囲に効率

 よく干すことができて奥様に好評でした。

 夏場には子供たちがプールをデッキの上に出して遊ん

 だり、暮らしが庭にでる場としてもとても有効です。

   
   

[22.器具付け]  

 室内では照明をつけたり、エアコンをつけたり最終の

 器具付けが行われます。エアコンは工務店経由で仕入

 れた方が安い時もありますし、家電量販店で購入した

 方が安い時もあるので見積もりを見て判断します。

 この時は1月だったのでクライアントと一緒に初売りに

 行って4台セットの福袋を購入できたのでかなり安く取

 り付けすることが可能でした。

   

[23.家具]  

 家具は任せていただいたので椅子は北欧ヴィンテー

 ジのものを探してきて入れてます。買うお店によっ

 て同じものでも金額が大きく変わるので、今回は九

 州と四国からはるばる椅子はやって来ています。

 ベンチ、ダイニングテーブル、テレビ台、ちゃぶ台

 などは家具作家さんにつくっていただいています。

 奥様がミナペルホネンが好きだったので張地にタン

 バリンを使用しています。オープンハウスでベンチ

 がかなり人気者でした。

   

[24.庭]  

 もともと敷地にあった木を残したいとのことだった

 ので、造園屋さんに剪定してもらいました。

 デッキ前のみアオダモやヤマボウシを植えています。

 1年に1本ずつくらい増やそうかなあと言われてました

 が、今は子供たちが庭を駆け回っているので、徐々に

 育てていくのはよいかもしれません。雑誌でみるよう

 な造園もきちんとすると100万円〜となるので、予算

 がない場合は落ち着いてからされるのをおすすめして

 います。

   

[25.オープンハウス]  

 すべてができあがった段階で、家づくりを考えてい

 る他のお客様に参考になるようオープンハウスをお

 願いしています。(断られる方もいます。)

 すべての工程が終わりましたら引き渡しです。設計

 事務所の家づくりにはいろいろな職人さんが参加さ

 れています。難しい仕事ができる職人というのは仕

 事が丁寧です。そしてそういった仕事を日々してい

 る方の人間性というのも実に魅力的で、長い時間を

 住む家をそういった方々につくっていただけるとい

 うのは幸せなことだなあと思っています。

 設計事務所の家が長いこと愛着を持って使い続ける

 ことができるのはそうした職人たちのおかげかもし

 れません。

 そんな住んでいて心地よい家が誰かの暮らしのため

 にひとつでもできればと思っています。