徳島の家
house in tokushima

敷地は吉野川の上流。三好市池田にあります。

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徳島市内から車で西に向かうと徐々に川幅は狭まり、南北を山脈に挟まれ自然との距離が親密になって

いく自然環境が豊かな土地になっていきます。山の中腹に位置する高台の敷地からは前方を遮るものが

なにもなく、穏やかでゆっくりとした風景を静かな心で眺めることができるそんな自然環境豊かな場所に

佇むようにこの家は建っています。

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内部は壁の白を基調に杉の木枠、杉のフローリング、天井はシナ合板、家具はシナとラワンを使い、天

板や小口はタモの無垢材としています。コストを抑えつつ雰囲気を保つためキッチン背面収納やダイ

ングセットは無印良品のオーク材でそろえています。使用している素材は安価ですが、カーテンはミ

ペルホネンや麻織の布を、取っ手はタモや真鍮など全体の質感をあげてくれるものを取り入れながら

体のバランスを取っているので、ふつうの素材がそのまま見えないよう雰囲気をつくっています。

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この家でクライアントが暮らしていくにあたりのんびりとした時間を過ごせるよう納まりは素直である

ことを優先し、過度なディテールで緊張感が出ないよう配慮しています。

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内部への配慮もそうですが家の建つ環境に素直にできているかがなにより重要です。プランニングをす

るにあたり、この案しかないかなと自然に絞れた、様々な条件や制約の中から自然に建ちあがる民家の

ような家になりました。美しい景色をそのまま取り込むだけでこの家は成り立つ。そんなことを考えな

がらこの小さな平屋の家ができあがった気がしています。

image & text
ゆったりとした山並みを眺めるウッドデッキ。

サービスで設計士がセルフビルドでつくっています。

暮らし始めた頃、遊びに行った時の風景です。

風が床面を流れるので気持ちが良いです。

コーナー窓の上部はFIXガラス。

杉の無垢材で開口部は製作しています。

下はナラ材で製作した無双窓です。

無双窓の奥には引違の樹脂サッシがあり風を抜くことができます。

景色を見る窓と風を抜く窓を分けています。

曇りの日の風景。

すっきりとした開口部によって穏やかな時間が流れます。

朝のひかり。

柔らかく室内にひかりが拡散する静かな時間です。

奥様専用のスタディスペース。

棚はシナ合板で小口にタモの大手3mm。

カーテンはミナペルホネンです。

暮らし始めた時の雰囲気。

椅子は高松のまちのシューレで買った北欧ヴィンテージ。

ラワン合板の本棚。

こちらも小口にタモの大手3mmを貼り質感をあげてます。

上部には屋根裏収納の扉があります。

照明はリネンです。

素朴な素材の空間によく合います。

スイッチは神保電器のシンプルなもの。

建具の取っ手はタモの無垢材で手が触れるところに温かさを。

キッチンの背面収納は無印。

キッチンはシナ合板で家具工事。

天板はシゲル工業のステンレスです。

釉薬のかかった陶器のタイル。

磁器に比べ色むらがでて質感があります。

キッチンは対面式。

料理をすぐだせて片付けも楽なので家事が便利です。

ダイニングの横に本棚。

お気に入りの本を並べてゆったりとした時間を過ごせます。

寝室の壁の一部は桧の羽目板。

寝る時にいい香りがするので心地よいです。

洗面所は明るい部屋に。

理科の実験用シンクはゆったりと使用できます。

洗面所の横はサンルーム。

風の強い地域なので室内干しとしています。

夫婦共用のWIC。

左はオープンな棚。

右はハンガーパイプで服を吊るせます。

カーテンは麻織の布です。

杉など自然素材とよく合います。

玄関扉はピーラー。

表札は余ったタモ材で手彫りです。

晴れた日の風景。

平屋のこじんまりとした建物が風景に馴染んでいます。

雪の日の風景。

シンプルな切妻屋根は風景の中に素直に溶け込んでいます。

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