居心地のよい住宅を目指して

設計した住宅に訪れると知らず知らず長居してしまいます。この知らず知らずという感覚を大切に設計をしていますが、できるだけ建築が主役にならず人の暮らしをそっと支えるようなものであってほしいなと思い日々設計をしています。
おいしいごはん、素敵な洋服、ものづくりには技術や経験が必要ですし私達のような個人の事務所においては作り手の感性がそのまま建物にでてきます。均質であることや正確であることは苦手ではあるのですが、蓄積された居心地のいい家にするための技術や感覚がきちんと表現できるよう時間をかけて家をつくっています。
難解な理論や哲学を建築に表現するのではなく、ただそこに居て気持ちがいいなあという住宅を設計しそうした居心地のよい住宅に住むよさをひとりでも多くの人に知ってほしいなあ・・・なんて思ってますが少しずつ何を考え設計をしているのか伝えていけたらなと考えています。