ほっと一息

妻と息子(2ヶ月)とちょっと遊びに来ました。
私は倉庫つくってるので外でコンクリートを手練りで打ち金コテで抑えたけどやっぱ刷毛引きでしよかなとかひとりでふがふがしてましたが・・・
休憩で家に入るとこの風景。もう1年経ちますが暮らしに馴染んでほんと居心地いい家になっています。
住宅は庭や風景と大きな開口で繋がって気持ちいいというのは分かりやすくていいですが、こうしてカーテン閉めていたとしても空間として成り立つような家が好きなので光(私の場合北欧の光の扱い方ですが)はとても大切にしています。
またそうした内省的な感覚ってルイス・バラガンからきてる感覚でもあるんですが、歴史上あるいい建築の感覚をベースにしつつ決してそれが表現や真似で終わらないよう自分の表現に置き換えるということと居心地にはきちんとこだわるというかたちではなく現象を扱う設計手法が身についてきたのかなあとは思います。
それをしていくと建築っぽい(ぱっと見すごいなあ感)は無くなっていくので頼む方からしたら分かりにくいんだろうなあと思うことしばしばですが、とあるお客さんは同じ素材を使ってもどことなく温かみのある雰囲気があって他の人とはどこか違うと見抜いてくれてたのでわかる人にはわかるのでしょう・・・
まあ、私が15年以上愛用している宗川かばんの同じものをそのお客さんも持っていて(お客さんは20年以上愛用・・・)びっくりしたもんです。目立たずひっそり仕事しててもぱっとうちの感覚を見つけてくれてお互いにとっていい仕事できるのってほんとに有り難いことだなあと思いますわねえ。