ウリンのアプローチ

徳島のおもちゃ美術館のアプローチがかわいかったのでああいうのできますか?とクライアントから嬉しい提案。もともと枕木で計画してましたが木の柱を輪切りにして並べたアプローチってしてみたかったのでぜひぜひやりましょうとなりました。
徳島で見られたものは杉?でしているようでしたが耐久性を考えるとどうかな・・・とのことで90mm角のウリンの柱を輪切りにしてみました。ウリンの柱を切るのって硬くて大変なので腕パンパンですが450個分ぼちぼち切って材料を用意。
愛用してる充電式丸鋸も60mm程度しか切れないため片方切って、裏返してまた切ってを繰り返したのできれいにきれてないこともあり小口におもしろい鋸目が出てそれはそれでとてもいい味になってます。
敷き詰めはクライアントにも手伝っていただいて素人仕事ではありますが、材の雰囲気が抜群なのでほんとに素敵なアプローチになりました。プロならそもそもウリンの柱も一回で切れる工具あるので簡単に均質なウリンのタイルをつくることってできると思いますが、鋸も二回入ることで円弧上の跡や真っすぐな線、たまにきれいにすぱっと切れてるように見えるものなど素人仕事特有の多様性が出ています。
これからもこうした手仕事の偶然できてしまう良さって大切にしたいなあと、完成した雰囲気がより自然素材の良さがでているのを見ると思いましたねえ。

下地はバサモルタル、並べてハンマーで叩いてできるだけ水平にします。
鋸目がいろいろ出ておもしろい表情に。
ウリンの柱をカット中。すごい木くず。
今回は25mm厚にしました。木だけどタイルみたい。