

「御影のマンションリフォーム」
延床:79㎡ RC造6階
施工:新野工務店
床:くるみ無垢フローリング(高正)、サイザルカーペット
マーモリウム、コルクタイル
壁:砂漆喰、タイル
天井:クロス
キッチン:NALGREEN
①
阪神間っていいよなあ
これ、個人的な感想で神戸で暮らしていて私は北区っ子なんですが、北区って神戸ではないよなあと言われていた時代?もあり、阪神間ってやっぱりおしゃれやなあと。
やっぱり、神戸の街ってきれいやなあと思うんです。北には山があって、南には海がある。街も適度にひろがっていて暮らしやすい。
そんな神戸を一望できるのが阪急沿線の山の手の方で、そんな神戸の街をのんびり眺める景色のあるマンションです。


そしてマンションって南側を向いてることが多いですが、陽がよく入ってとっても温かい。床はくるみの無垢フローリングですが日中は床暖房してるかのよう・・・ぽかぽか陽気で寝っ転がりたくなる・・・
性能も内窓と外壁側は断熱を追加してるので安心して過ごせます。で、いつものように自然素材をきちんと使ってるわけですが、キッチンも素敵な方がよいかなあということでNALGREENさんにお願いしてます。細かいところはお任せしてできてきたものがなんとも素敵でラワンとは思えない雰囲気。壁付けでオープンな配置にしてあげると使える場所がひろがってマンションでも伸び伸びすごせますが、こうした家具作家さんの家具っぽい雰囲気のキッチンだからこそでもあるなあと感じます。

また、玄関入った土間の部分をひろげて自転車置き場つくったり、リビングの窓の方は大谷石のベンチをつくってみたんですがここは植物が置かれる予定。
ちょっと外部が家の中に入ってきてる感覚があります。マンション最上階って地上とは切れがちなんですが素材感をうまく使ってあげると地に足がついたいい感覚になるなあと思います。


大谷石のベンチは特にうまくいったなあと。
かわいい植物をたくさんお持ちでしたが、人が座るというよりかはその植物たちの居場所になる予定です。(人のためのベンチでないというところがなんともよい)
また家具が揃ってから写真撮らせてくださいね~とは言ってますが、この家は育ってきてからの方が素敵だろうなあ。
育つ素材や空間であることって大事だなとはつねづね思っていて。
すごく嬉しかったのがお客さんがキッチンが入った時にとても喜んでくれて、またこのキッチンをどう育てていこうかと考えてくれてたことがよかったなあと。
家が完成した時になんでもかんでも便利なものを求めがちですが自分で考えながら住むような家にしたいなあと思ってるので余白みたいなものはあるべきだし、完璧を求められるとどちらかというと苦手分野なので・・・今の状態はこれなんだけどこの家がいまからどうなっていくんだろうと思ってもらえる方がうちに頼んでくれる意味や価値はあるのかなとは思います。



と、まあ自然素材の家が好きな人は余白を楽しめるし暮らしに許容量があっていいなあと思うんですけど、私もこんなキッチンがもし家にあったらどう使うか悩みつつも楽しいだろうなあと感じます。
タイルは正方形の白で中村好文さんっぽく。住宅作家さんたちはキッチンのディテールも細かく指定して質をあげられてますが私はどちらかというと家具作家の方にある程度ゆだねたい方かも。小口に微妙にアールかかってたりしますが、うちの雰囲気を感じてくれてうまくかたちにしてくれる。そうした質をさらっとあげてくれる人がいるというのは有難いもんだなと思います。
そういった信頼できる関係性で仕事が進むのも大事だなと感じるし、設計事務所としての強みでもあるんだろうなあと。
工務店さんもいつもと同じで私の仕事の仕方よく分かってくれてますし、むしろ工務店の社長さんがいろいろしてくれてなんとか金額下げてくれようともしてくれている・・・今の世の中そんな人は少ないと思いますがほんとに感謝しないとなあと思うこの頃・・・



そんなこんなで、工期ぎりぎりでなんとか引き渡せましたができたときにええ感じやなあと住吉名物マルヨネの揚げたてメンチカツ食べながら思ったのがいい思い出です。
マンションリフォームもだいぶ経験値増えたのでなんでもこい!という感じですが、ちょっとしたこの辺の土地の金額を思うと、マンション購入費+リフォーム代の方が安いということもあり、阪神間で自然素材で居心地よく住みたい方にリフォームはおすすめしたいもんです。
結構価格高騰で家づくりって大変!と思われてる方も多いとは思いますが、阪神間で左官を塗る変な設計士がいて、こんな家に実は住めるんですよと思ってもらえたらなによりだなと思いますわねえ。






