恩師の家で料理する

何年振りに大学の時の先生の家に。

先生の家には大好きな島岡達三のうつわがあるので、自分で料理をつくって使わせてもらう。ちなみに写真はラディッシュを赤ワインビネガー、オリーブオイルで和えたものの上に前日仕込みの赤玉ねぎをシナモンで味付けし火を通した後に冷蔵庫で冷やしておいたものとラディッシュの葉っぱを刻んだものを乗せてます。

島岡達三のうつわというとすごい価格するのできちんと日常で使われるものでもないのでしょうが・・・使ってみるとほんとに心地よいというか作り手の感性の素晴らしさってすごいもんだなと感じます。

民芸の持ってる愛おしさみたいなものってこうしたものに触れるとよくよく分かるもんです。持った時の感覚はもちろんのこと、色合いやかすれ具合、また食事を乗せて食べ進めていくうちのうつわの表情の変化などもそうですが、この小さな場所だけでこれだけのことができるんだなあとしみじみ思います。作り手の細かな感性の賜物なんでしょうが、すごい人ってやはりすごいよなあと・・・。

私もいつかこうした本物の感性でつくられたものをつくりたいもんですねえ。