やっぱいいなあ~

久々に癒しスポットに。

いつ来ても素晴らしい・・・このダイニングで飲むノンアルコールビールと北欧料理はほんとに最高です。(ちなみになぜかこの日はちょいと暑かったので外で大工仕事もしたし2本いただく)人生豊かに生きたいもんだと思いますが、ここに来るとほんといろんな意味で心が豊かになって居心地がよいです。

ほんと家としていろんな要素がすっかり馴染んでますが、天井を桐で壁にアガチス、床は杉って日本で初めての組み合わせでないでしょうか・・・なぜそうなったのか分かりませんが、なんかいける!と思ったんでしょう。ここで得た経験ってすごく大きくて、このなんかいろんな経験をしてきたし考えに考えたことなら大丈夫!と思ってできる安心感が西宮のリフォームの設計方法に繋がったりしたわけで、ほんとに視野がひろがったなあと思います。

いろんなたくさんの経験を積んでいてもそれを引き出す能力が無ければその経験値は出てこないものだとは思いますが、ひょんなことがきっかけでなんか昨日と違う・・・ということがあるのかもしれません。昔事務所に勤めていた頃も模型をつくるのにカッターを使いますが、ある時カッターと手が一体になった時があって経験値ってそういうものかと。そういう点で設計技術の経験値も知らず知らず溜まっていてどんな要望でもかたちとして出せるようになったのかなあと思います。

今度のリフォームの仕事でお客さんがアンティーク調のキッチン入れたいなあとのことでどうですか?と言われましたが、全然ウェルカムだったりします。独立してすぐだったらどうしていいか分からなかったと思いますが、きちんと現在の家が持ってる雰囲気、お客さんの雰囲気、そこから出てきた要望に対していろんな方法でまとめることができるなあという安心感があるのでよっぽど扱いきれないかもというものが来ない限り大丈夫だなと感じています。(技術が及ばない時はものとしては使えるけど自信はないですと伝えるようしていますし。)

自分が歩んできた道をたまに振り返ることができるのっていいなあと思います。それがこの仕事の醍醐味でもあるし、こうしてそれぞれのお客さんのために向き合い、頑張ってつくった家がいい佇まいでいてくれるとほんとに嬉しいもんです。このいい佇まいって大事だなと思いますが、この家ってこうしたらかっこいいよねという無理してやってる感じが全然感じられないのがいいなと思ってます。これは設計でもとっても難しい部分なんですが、無理して考えたところってなんだか最後まで違和感が拭えなかったりしてそういった違和感は佇まいに確実に影響してきます。人も建物も優しくて素直なのが一番、そういう感覚がきちんとあって自分の行きたい方向を見れてさえいればまたこうした素敵な家ができるのかなと思ったりしますし、いつなんどき来ても、やっぱいいなあ~と思える素敵な家ができるのかなと思ったりしてますねえ。