この金額でここまでできるのかを目指す

いつものように、現場で左官をしています。

左官をする設計士って珍しいかもしれません。少し上の世代だとちらほらみかけますが、自分の世代だとあまりいないのではないのかな・・・

物件がまた増えて、リフォーム8件という・・・(あと新築もあるんですけど)それでも現場に出続けるのはやはりお客さんの大事なお金を自分にしかできない質で渡したいという点があって、森本設計に頼んだらこの金額でここまでできるのか・・・を目指してるからかもしれません。昼は現場、夜はPC作業というなかなかハードな生活で、休日は子供ともしっかり遊ぶを目指してますがなんとかひとりでこつこつ頑張ってます・・・

設計士もすごろくではないんだけど、だんだん金額や規模が大きくなって自由にお金を使えるようになるので家の雰囲気って変わってくるもんですが私はあまり変わらず?で、まあほんとの意味での市井の人のための仕事をしたいというか。こういった左官の家ってお金がかかるものなのでなんとか実現できたらと思って塗ってます。

プロに比べたらもちろん下手くそな仕上がりなんですが、塗る前と塗った後では空間の持つ雰囲気は変わるので、自分の信じる良さを追求したいもんだなあと。

最近ではみなさん左官の空間が好きな人が仕事を頼んできてくれるのでこちらも塗りがいがありますねえ。本当は、本物の左官職人のすごさを知ってほしいなあとは思ってはいますが、森本左官もキャリアを積んではきたので、いい光と影の空間を渡せたらなあと思います!