2025仕事納め

今年は一番忙しかった・・・ので今もとっても疲れてるんですけどきっとこの経験が何年後かに活きてくるかなあと思いつつ。
実際1年で現場に1/3以上はいるのかもなあと感じていて、(下手したら1/2に迫ってそう)設計の図面を描いてそれをつくってもらうという本来の設計事務所の業務と少しずれてきてるけど、まあ、その分お客さんには還元できてるとは思うのでいいのかな。
来年は少しペースを落としてより自分だけができることに集中したいのと、左官はもっと奥行のある壁を目指したいなあ。(天井も無理なく塗れるようになりたいもんです・・・)
この前、お客さんとぶらり伊丹昆虫館に行っていろいろ話を聞かせてもらいましたが、自分の専門性に関して広範囲に知識があることのすごさというか、なんでも知ってることで世界の見え方が違うんだろうなあと。好きな仕事の世界の謎を解き明かしたいというのが研究者の想いというか楽しさ?なのかなと感じましたが、その専門性の奥深さって自分も考えないといけないなあと・・・。
何を知りたくて生きてるのか、この仕事をしたくなったきっかけも高校生の頃に見たルイス・バラガンの世界に憧れてのことできっと孤独と内省がかたちとなって美しさにつながること、映画や小説や絵画には手が届かなかったけど建築なら自分の感性が少しでも表現できるのではないかと思ったことがいまに繋がってるのかもしれません。
実はこうだったんだよという真理というか、研究者は膨大なデータを元にその正しさを伝えることができる。自分たちは感性を軸にしているけれどその感性の奥行を信じることができるのは自分だけではあるので、来年もまたきちんと見てきたものや感じてきたものをしっかりとかたちにできるよう日々を過ごして行けたらなあと思いますわねえ。


