「ワテ、働くで!」
戸建リフォームが4月からはじまります。現場がはじまると私出て行くため忙しくなるスタイル?なのでぎりぎりまでさらに減額できたりしないかな?とかこの材料の方がよいかな?など細かな検討をしています。
今回天井はチークの小幅板を使う予定。フローリングや壁板、天井板はだいたいアンドウッドさんか高正さんのものが質に対して価格がとーっても良心的なので気に入って使用してますが、最近アウトレット品でいいものを見つけたのでこの物件はこちらでいく予定。(遠藤さん、林さん、いろいろ探してもらったのにすいません・・・)
なんとこの材料、チーク突板表面単板2mmなのに3000/㎡という価格です・・・おそらく商品の入れ替わりのタイミングなどで最後のものが売り切り?ということなんでしょうがびっくりのコストパフォーマンス。だいたい30㎡くらい使いますがこれを実際の価格ですると10万円以上の差額が出てくるので結構大きいです。
最初はラワン縁甲板など違う材料も検討してましたが、このタイミングでこういった材料があって、それを使いつつうまく納めるには?というライブ感あふれる感じでしています。昔赤穂のさくらぐみがまだ小さいお店だった頃、行ったその日にある材料で調理法も相談してくれてつくってくれるというスタイルでその時食べたブロッコリーのパスタがまあそれはそれはおいしかったですが、ある意味そういった機転が効くことって技術ができないと難しいので私もそんなスタイルでできたらなと思ってます。
チークになる分だけ空間の重さが出てしまうので壁の左官をどれくらいの質感や色にしようか・・・となりますが、左官も自分で塗るのでその場で見た感覚を持ちつつこうした雰囲気でと合わせれるようになるので机上でない設計ができたりします。なぜ机上でない設計をしたいかはまた話長くなりますが、建築家がするような緊張感がないよう細かな調整をするのがうちの設計だったりするのでそのバランスをどう取るかはやはり現場でないと難しいという点があります。
まあ意匠的なバランスも大事ですが予算のバランスも大事で、自分は貧乏性なとこがあるのでお客さんのお金を最大限有効に使って欲しいなと思っていろいろしています。そのためにヤフオクで買った断熱材も取りに行って地味にそれも10万円くらい浮いてますが、天井板と断熱材の減額でボッシュの食洗器が入るのであればいいなあなんて思ったりします。個人のしがない設計事務所を信用して任せてくれてるので、できることはなんでもするというもんですよねえ。ブギウギでツヤさんが「おっちゃんは恩人や。義理があんねん。義理を返すのが人情や。」と言ってましたが、4月から「ワテ、働くで!」