自分でつくる
庭仕事などの道具を置いておく倉庫?をぼちぼちつくっています。自分でつくると同じ金額でもウリンのような長持ちする材料を使うことができるのがいいなあという点がありますが、別の観点では直接つくることで材料への理解、また1/1で考える寸法の感覚を養えることがよいなと感じています。
どれくらいの寸法で部材を持ち出し、構造を組み、また歩留まりなども考えつつ美しく成り立つには?という意匠的な側面から、ものが成り立つ構造的な側面まで考えが広く横断できるので学びが深いです。
今回例えばつくりながら野地板の先端部分のみウリンでしてみようとか、垂木~野地板~屋根の持ち出し寸法はどれくらいが美しいかといった点を直接部材を合わせながら検討しています。そうして得た感覚がまた図面にする時に活きてくるのでたまにはこういう仕事をするのは成長できていいのかもしれません。
普段から建築に対する深い考察があればこんなまわりくどいことせずともいいものをつくれるのかもしれませんが、不器用なりに遠回りして辿り着いたものに魅力を感じるので自分でつくることを大切に思ってるのかなあと感じますねえ。