朝来で庭つくり

ようやく、庭木を植えれる季節になってきたので朝来で庭つくり。この前若生で選んだ時にはまだ葉がなかったものもあり雰囲気はぼやっとでしたが、運ばれてきた木を見ると葉が生い茂って生き生きしています。

お客さんのご両親も滋賀から駆け付けてくれたのでみんなでわいわい楽しむ。(むしろお父さんがいろいろ道具持ってるので助かりました・・・)

穴を掘り始めて石がごろごろ出てきたのでこりゃ大変だな・・・という感じですが、あまりにもたくさん出てきたのでむしろこれを使うといいかも・・・となり、大きさごとに選別して、大きいのは土留、中くらいはアプローチに、ふるいをかけた砂利は木と木の間にと使い切る無駄のなさ。なにより、土の中から出てきたものなので無料というのがいいですねえ。人件費はかかってますが自分たちが仕事してるだけなので・・・楽しく作業して夜ご飯にビールをみんなで飲むとむしろ大変さも爽快な感じに。

なかなか庭つくりにまで予算が・・・という場合も多いですが、自分で木を買って自分でこつこつしたらなんとかなるもんです。建築家の家というと造園屋さんが入ってクレーンで吊るような大きい木が入ってきて建物ができたときにすでにかっこいい!という感じですが、私はこれくらいの木から徐々に育てるくらいがいいのかなあと思ったりしてます。(小さい木の方が安いですし最初から完成されてるってむしろ味気ない気がしてしまうので)

それに自分で植えると例えばヤマモミジが今回ありましたが、持ってきた時には枝だけだったのに、植えた日の夕方にはちらほら小さい芽吹きがあり、次の日アプローチの石を並べながらふと目をやると全体に芽吹いていて生命力を感じることができて驚いたもんです。そして植えた木を窓から見ると風にそよいで気持ちよさそうに枝がゆらゆらし、そこにちょうちょがひらひら飛んでたりするとああ、この風景を自分たちでつくったんだなあとほのぼのした気分になります。

今回これだけ植えても木の値段ってボッシュの食洗器くらいなもんです・・・そう思うと、家づくりで費用対効果が一番高いのって実は庭なのかなと思ってますが、またどこか庭のある家で植えたいもんですねえ。