おじゃまします

甲陽園の家、まだまだ引っ越しの片づけ中ですが、新潟から床材を入れていただいたアンドウッドの遠藤さんが来られたので一緒に遊びに行きました。まだ引っ越してきて1週間ですがすでにおふたりの雰囲気になっていてとても素敵。
今回はジャトバという花梨に似た木をフローリングに使いましたがとても美しいです。花梨だともう少し赤いので置く家具選んでしまいますが、ジャトバは日本の古い水屋などとも合いますし、アーコールの家具なども許容します。お持ちのものがうまく馴染んでいてこの床が住み手の雰囲気にもよくよく合っていてよかったなあと。
また、LDは左官ですがマンションでも自然素材を使ってあげるととても落ち着いた雰囲気になるので長くいてものんびりできる家になってます。それは前の住人が残してくれたこの素敵な庭の力もありますが・・・自分も食べたいので買ってきたツマガリのケーキを食べつつ、いれてくれたおいしいコーヒー飲みつつ、まあ、くつろいでいると、まあ、くつろげます。(お客さんの家なので緊張感持たんかい・・・ですが、某、東灘の家でも起こるやつです)
この家がここにあり続けるにあたって、自分が関わることで違う世界線ができあがる瞬間ってとても楽しいものです。これから住み続けるにあたってとてもいい空間になったと思いますし、この家も職人さんの心のこもった仕事でこうした空気感になってるものです。
こういう家、住んでからオープンハウスができたらこの雰囲気が味わえてなによりいいんですけどねえ。おじゃましますは設計者のひそかな楽しみなので、経年変化でどう美しい家になっていくか楽しみです。