愛着湧かないもんなあ

今日お客さんと打合せしていて、キッチンの見積もり金額見つつ全体のバランスで考えるともう少し下げたいなあ・・・となりましたが、例えばシステムキッチンにしたら金額は安くなるけど愛着湧かないもんなあ・・・と言われててそうですよねえと。

今回キッチンはNALGREENさんにお願いしようかなと思ってますが、実際つくられた家具が置かれてるショールームでお客さんを交えて話をしたりして作り手の人となりをお客さんも分かってくれてるので、この人に頼みたいなあと思ってくれてることは嬉しいもんです。上の写真のような細かいところの納まりって最終は作り手の人となりがでるので、そういったところへの信頼があるかは大きいなと思います。

まあ、最終的には人の顔が見えるということが大事だしそうして愛着が湧く方がいいですねと言われてて私やNALGREENさんが大切にしてることをお客さんも思っててくれると仕事がしやすいものですし、最終的にはそういった感覚を共有してくれてる方に対しての仕事って頑張ろうかなと思うのでいいものができるよなあと感じます。

最近、家に対して愛着持ってくれるかどうかってお客さんが古くても大事に使いたいものを持っていたり、そういった古き良きものの良さが分かる価値観があったり、目先の損得ではなくこの人に作って欲しいと思ってくれてたり、住まい手の暮らし方や生き方、考え方がよくよくあらわれるんだろうなあと思ってます。まあ、基本的には設計事務所に仕事を頼む人ってそうした感覚を持ってる人が多いのかなとは思いますが、価格以上の価値観を見出せるというのは幸せなことだなと感じます。

そういう点で、長野に旅行に行かれてたそうですが、長野名物をいろいろ伝えるにあたりお酒飲めないというお客さんに対して高天酒造のお酒がおいしいんですよ!と伝えてましたがお土産で買ってきてくれて嬉しいもんです。ごじゃすけが食べてるお菓子も懐かしいお菓子(りんごの天使)でほっこりしましたし、お土産話もいろいろと。森本さんそういえばお酒好きって言ってたから買っていこうかなと思ってくれたりするような気遣いってお金以上に嬉しいもんですし、そういった感覚の人と接してると頑張ってつくった家、愛着持って住んでくれるだろうなあなんて思ったりするもんですよねえ。